ファントム -Phantom of Inferno-
<PC> 発売元:ニトロプラス(2000/2/25) 個人的評価:8.5/10![]()

!ネタバレあり。未プレイの方は注意!
非常に重い話である。主人公は殺人現場を目撃してしまったが故に、「インフェルノ」という組織にさらわれてくる。記憶を消されたうえ、暗殺者として生きる事を強要された少年「吾妻玲二」。プレイヤーは彼となり、同じ苦悩を抱えてストーリーを進めていく事となる。
正直、こんなに感情移入するとは思わなかった。玲二と一緒にまさしく「悶え」苦しんだ。自分はどうするべきか?選択肢ひとつにこんなに悩むゲームも珍しい。EDもヒロインの人数+バッドエンドといくつかあるが「誰かを選べば誰かが死ぬ」という非常にシビアなエンドで、それぞれ考えさせられるものだった。
個人的にはクロウディアED、撃ち殺しても、撃ち殺されても好きです。・・というか、自分が玲二だったら、おそらくあの状況では感情の見えないアインよりも、時にやさしく厳しいクロウディアに(いや、それこそお姉さまの思うツボなんだけど)親愛以上の情がわくに違いないと思うのだ。つーか、やさしくしてくれるお姉さま。それも組織の中での実力者ときたら、頼る者とてない極限の心理状態、そりゃーついていくさ地獄の果てまで!! ボインだし。(そんな理由かい)
玲二を愛していながらも、結局は自分しか愛しきれなかったクロウディア、男人気は低いと思われるが、私は好きだぞ、ボインだし。(しつこい)
おしむらくは、リズィとの友情エピソードが欲しかった。なんだかどちらのEDもリズィばかりがクロウディアを想っているかのようで哀しかった。。。
アインEDは、あまりの哀しい彼女の境遇に「どうにか救ってやってくれ、この娘っこを!」という心の叫びを満たしてくれたED。日本に逃げ出してきてからも、心は満たされず救われていなかった彼女。自分は一体何処からきたのか?そんな潜在的な恐怖と不安が彼女の根底にはあったのだろう。広がる青い空を見上げた時に見せる笑顔に、胸がジーンと熱くなった。これだけでハッピーとは言い難く、この後も二人には苦難の日々があるのだろう。だが根元的なものを満たされたアインは、きっとエレンとして玲二と生きていけるはずだ。
キャルEDはアインEDであまりにも可哀想すぎる・・・と思った後に辿り着いたEDだった。非常に刹那的なラストだったが、これはこれで玲二とキャルは幸せなのかもしれないなあ・・。常に死と隣り合わせで、いずれはボロ布のように死んでいくかもしれない。だが世界に二人一緒でいる事に意義を見いだした彼らには、一緒に生き、一緒に死んでいく事が大事なのだろう。スレ違い続けた彼ららしい結論。そこにジメジメした暗さはない。ただし今度はアインが死ぬ・・・という部分で、あまりにも可哀想な彼女に胸が痛んだ。
はあ〜しんどいっすよ虚渕さん・・・(でも好き)
さて、trueエンドは実は美緒編らしいのだが、正直このEDではアインとキャルの存在があまりにも曖昧な気がしてしまう。(その前のEDですでに相当彼女達に入れ込んでいたせいもある)志賀の見所満載なので、十二分楽しんだのだが。なんというか、玲二がほいほい美緒に惹かれるのが嫌だったのだ。一度でも暗殺者としての極限の状態に置かれた人間が、日本で平和に暮らしてる娘っ子に本気で惚れるかな〜?? だからこそ守りたいって思ったって事? じゃあ、アインとドライはどーするのさ〜〜。一番人が死ぬ人数が少ないEDだけれど・・・。なんて文句言ってますが、志賀が格好良すぎるこのED、梧桐との過去のエピソードがあったら、更に良かったな〜。「兄イ、一生あんたについて行きますぜ!」みたいなヤツ・・・。
ともあれ全体を多う切ない雰囲気がたまらないゲームだった。特に銃器へのこだわりは、月刊ガンとか買ってた私にとっては滝涎もの。ちゃんと射撃音もそれぞれの音だったのがびっくり。えらすぎですぜ!
とにもかくにも、全体的に満足度高し! 脇役も良かった! サイスもそれなりに愛しいし。ああ、いじめてぇ・・・。後はマグワイヤのキレた活躍が見たかったかなあ。あのせっかくの美形具合が活かされずにもったいない・・・!(注文多いって)
そんな惜しい!所があったり補完してほしかった所があったりなんかもしたので、全体の評価は8.5とさせて頂きました。
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poo on 2009年とな!?: 風野さん、あけまして
風野妖一郎 on 2009年とな!?: 明けましておめでとう
poo on 2009年とな!?: rankoさん、あり
ranko on 2009年とな!?: すごい可愛い女の子だ
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